みなさまごきげんよう!
嗚呼蛙でございます!
お酒はもっぱら日本酒のわたくしですが、この時期ついつい気になってしまうのがボジョレーヌーボーです。
本場ではそうでもないのに、なぜか日本では毎年大々的に売り出され、クリスマスのアイテムのようになっているという、謎の現象が起きているマーケティング大勝利なワインと聞いていますが、ホントのところはどうなんでしょうか。
ということで今日は、ボジョレーヌーボーについて調べてみました。
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ボジョレーヌーボーとは
ボジョレーヌーボーとは、フランスのブルゴーニュ地方南部に隣接する丘陵地帯・ボジョレー地区にて生産される、試飲新酒の赤ワイン。ガメイ種というぶどう品種で作られています。
元々は、ワインメーカーやぶどう農家がその年の収穫を祝ったり、販売業者がその年のワインをどのくらい購入するかを決める目安にするために飲んでいたワインで、一般消費者が口にするものではないのだそう。
一般消費者がボジョレーヌーボーを飲むのはまれで、ほとんど日本だけなんだそうです。ボジョレーヌーボーの4~50%を日本が輸入しているというデータもあるほど。これはビックリですね。
本来ワインは、長い時間をかけて醸造されるものですが、ボジョレーヌーボーは短期間で完成させなければならないので、炭酸ガスを注入する急速発酵技術(マセラシオン・カルボニック法)を用いて数週間で醸造します。そのため、軽い感じのフレッシュな味になるのだそう。
ボジョレーヌーボーの解禁日は?
ボジョレーヌーボーは、毎年11月の第3木曜日に一般販売が解禁されます。2016年は明日、11月17日に解禁です。
昔はサン・マルタンという聖人の日である11月11日に解禁されていたのですが、この記念日が変更されてしまったため、11月15日になり、さらに土日にかかると売上に影響するということで、第3木曜日を解禁日とするようになったという経緯があります。
この日の0時より前にボジョレーヌーボーを販売・消費することは、フランスのワイン法で禁止されているそうですよ。
ちなみに日本は時差の関係で一番早く解禁を迎えるそう。日本でこんなにボジョレーヌーボーが騒がれるのはこういう要素も関係しているのかもしれないですね。
今年のボジョレーヌーボーは、10月29日に羽田で税関を通過したようです。
で?ボジョレーヌーボーって美味しいの?
先述の通り、ボジョレーヌーボーは軽い感じの味なので、味の深みを求める人には「なにこれ?」って感じなんだそう。
それでも、冷蔵庫で1時間ほど冷やし、飲む際は口の狭いグラスを使うと美味しく飲めるそうです。また、寝かせても美味しくならないので、買ってきたらすぐに飲みきってしまった方が良いようですよ。
まとめ
- ボジョレーヌーボーは元々業者向けの試飲用ワイン
- 毎年11月の第3木曜日に解禁される
- 炭酸ガスで急速発酵させているため味が軽い
ボジョレーヌーボーってこんなワインだったんですね。安いの買って普通のワインと飲み比べて違いを体感してみたいと思います。
では、今日のところはこの辺で。
嗚呼蛙でした。