みなさまごきげんよう!
嗚呼蛙でございます!
先日、ブログから『同居人の美少女がレズビアンだった件。』が売れていました。
セール中だったらしく、販売金額がまさかの10円!
「神が読めとおっしゃっている!」と思い早速購入いたしましたよ。
ということで今日は、エッセイマンガ『同居人の美少女がレズビアンだった件。』のレビューです。
余談ですが、わたくしもエッセイマンガを描いておりますので、こちらもぜひご覧ください。
『同居人の美少女がレズビアンだった件。』の基本情報
著者
小池みき
日本の著述家、漫画家。本名 : 未樹。愛知県名古屋市出身。漫画家としては、井上 能理子(いのうえ のりこ)名義でも活動中。
愛知淑徳大学文化創造学部表現文化学科卒業。
2011年、大学卒業後に上京し、テレビ番組制作、金融会社広報、広告代理店のWEBマーケティングなどの仕事に就きながらライター業を請け負い始める。
2012年に企画『百合のリアル』(著者:牧村朝子/企画・構成・作画:小池みき)で星海社ジセダイエディターズ新人賞を受賞し、翌年に発刊。2014年にはコミックエッセイ『同居人の美少女がレズビアンだった件。』(株式会社イースト・プレス/監修:牧村朝子)を刊行。
これにより同年、Tokyo SuperStar Awards2014・カルチャー賞を受賞した。
牧村朝子
日本のタレント、文筆家である。株式会社オフィス彩所属。愛称は「まきむぅ」。神奈川県大和市出身。神奈川県立神奈川総合高等学校卒業。
2009年より、スタジオスマート他で撮影会モデルとして活動。2010年度ミス日本ファイナリスト選出を機に、オフィス彩に所属しタレントとしての活動を始める。オフィス彩代表の杉本彩から、「伝えたいことがあってこそ芸能をやる意義があるのよ」と言われ、感銘を受ける。
2012年1月、関西テレビ「千原芸能社」に出演する際にレズビアンであることを公表した。以後、「日本初のレズビアンタレント」として同番組にレギュラー出演。2012年6月、フランス人女性とPACS契約を結び、活動の拠点をフランスへ移した後、フランスでの同性婚法制化を受けて、2013年9月21日にフランスの法律に基づいて結婚した。
2015年10月、日本でタレント・文筆家として活動していくため、パートナーとともに日本へ転居した。
現在は東京在住。
『同居人の美少女がレズビアンだった件。』の見どころ
個人的に、こういったエッセイモノには、赤裸々でドロドロしているイメージがあります。
ですが、『同居人の美少女がレズビアンだった件。』は、同性愛者の人が必ず体験する不快な体験をきちんと描きながらも、すごくライトでコミカルでした。
誰が読んでもさらっと楽しく読めてしまう作品ですね。
『レズビアン』という人じゃない生物がいるわけでなく、単に個性の1つなのだというメッセージが強く感じられますし、同性愛についてよく知らない、または、偏見をお持ちの人が「レズビアンも普通の人なのね」と思えるような内容になっているので、色んな人に読んでほしい本だなと思いました。
それから個人的には、作中にちょいちょい出てくる、牧村朝子さんが『ヘテロ女性』や『レズビアン』という記号になろうとしていた時期の話が、興味深かったですね。
自分は、以前の記事でも書きましたが、自分の方向性を否定されても「自分はおかしいのか?どうしよう?」とは思わずに、「俺の勝手だろ」と思ってしまう性質なので新鮮でした。
自分じゃない何かになろうとしていて辛い人は読んでみると助けになるかもしれません。
また、牧村朝子さんはcakesで連載を持っているので、興味のある方はこちらもどうぞ。
まとめ
- ライトでコミカルなので、誰でも楽しく読める
- 『レズビアン』は、単に個性の1つなのだということがわかる
- 自分じゃない何かになろうとしてる人の助けになるかも
実はエッセイモノってあまり好きじゃないのですが、これは読んでて幸せをわけてもらったような気持ちになれました。末永くお幸せに過ごして欲しいですね。
では、今日のところはこの辺で。
嗚呼蛙でした。