みなさまごきげんよう!
嗚呼蛙でございます!
先日、甘酒を手作りしたことから興味が出て、甘酒の健康効果について調査を進めております。
甘酒業界が宣伝を頑張っているためか「甘酒は健康に良いですよ!飲む点滴ですから!」みたいなページがたくさんあって、情報が集めやすく、ダイエット、美容、便秘・貧血解消などいろいろな効果があることがわかりました。
ということで今日は、甘酒の健康効果についてです。
便秘解消効果についての記事もありますので、よろしければこちらもどうぞ。
そもそも甘酒とはなにか
甘酒は、日本の伝統的な甘味飲料。
米と米麹を発酵させて作った甘酒と、酒粕を溶いて砂糖を加えて作った甘酒の2種類があります。
お正月に、初詣でに訪れる参拝客に振る舞われることでおなじみの飲み物ですね。
「酒」という字がついていますが、アルコール含有量はごくごくわずかで、米と米麹から作った甘酒にいたってはアルコールは全く入っていません。
冬の飲み物というイメージがありますが、実は夏の飲み物です。
昔は、夏バテ防止のために飲まれており、俳句の夏の季語にもなっています。
ひな祭りの時に飲まれる白酒とも似ていますが、これとはまた別物です。
また、市販の甘酒は、酒粕から作られたものが多く、酒粕特有の風味が苦手で、甘酒嫌いになっている人も多いそうです。
甘酒の栄養成分
甘酒100gあたりに含まれる栄養成分は以下の通りです。
- エネルギー 81kcal
- 炭水化物 18.3g
- 食物繊維 0.4g
- 脂肪 0.1g
- タンパク質 1.7g
- チアミン (ビタミンB1) 0.01 mg
- リボフラビン (ビタミンB2) 0.03 mg
- ナイアシン (ビタミンB3) 0.2 mg
- 葉酸 (ビタミンB9) 8μg
- カルシウム 3mg
- 鉄分 0.1mg
- マグネシウム 5mg
- リン 21mg
- カリウム 14mg
- ナトリウム 60mg
- 亜鉛 0.3mg
- 水分 79.7g
また、甘酒サイトを見ると、グルタミン、システイン、アルギニンなどのアミノ酸や、オリゴ糖と大量のブドウ糖が含まれると書いてあります。
恐らく、一覧の炭水化物やタンパク質の部分に含まれているんでしょうね。
甘酒の健康効果
各種甘酒サイトであげられていた甘酒効果は以下の通り。
- ダイエット効果
- 美肌・美髪効果
- 便秘解消効果
- 貧血解消効果
- コレステロール低下効果
- 中性脂肪低下効果
- 血糖値維持効果
- アトピー・ニキビ改善効果
- 筋線維回復効果
- 免疫力向上効果
- 疲労回復効果
- 代謝UP効果
- リラックス・安眠効果
甘酒に含まれている、ブドウ糖やオリゴ糖、アミノ酸、ビタミンに、上記の効果のあるものがあるため、効能としてうたわれているようです。
例えば、オリゴ糖は、腸内の善玉菌の栄養になるため、善玉菌が活性化し、悪玉菌をやっつけるため、腸内環境が改善し、便秘解消に繋がるので、オリゴ糖が含まれる甘酒にも同様の効果が期待できる、といった具合。
各成分をどの程度摂取したら効果が表れるのかを検証しないと、どの程度本当なのかはわからないので、追加調査が必要ですね。
オリゴ糖は、直接取ってみても便秘解消効果があるようでした。
酵素や乳酸菌、麹菌の効果について
甘酒のサイトを見ていると、酵素や乳酸菌、麹菌を生きた状態で腸に届けましょうというような表記をよく見ます。
しかし、米と米麹から作る甘酒の場合、乳酸菌や麹菌は甘酒の発酵過程で死んでいるはずなので、残念ながらこれは間違いではないかと思います。
酵素の方は、胃液にやられて活動しなくなる説と、腸に入った後で復活する説があり、自分ではどちらが正解か判断できませんでした。
甘酒から乳酸菌を取るのであれば、乳酸菌が死なない程度の低温で発酵させると良いでしょう。
低温発酵させると、いわゆるマイグルトと同じものが出来上がります。
マイグルトは、味は甘酒とは違う、酸っぱい味です。
1週間甘酒習慣を実践して感じた甘酒効果
この1週間、自家製甘酒を毎日少しずつ飲んでいました。
免疫とか、コレステロールとかは、効果があるのか全くわかりませんが、便秘解消効果は高かったような気がしました。
豆乳で割って飲んでいるせいもあるのかもしれませんが、ここ数日お通じが絶好調です。
以前の便秘に関する記事で書いたように、便秘気味の自分としては嬉しい結果でした。
さらに、1週間続けたところ、腸内環境が良くなったのか、毎朝決まった時間に便が出るようになり、便臭も薄くなったような気がしました。
その後、一度甘酒をやめてみたところ、また元のような便秘の状態に戻ったので、自分としてはもう、甘酒の便秘解消効果は疑いようがないですね。
それからダイエット効果についてですが、現在の体重が標準体重であることや、豆乳割が美味しすぎてガブガブ飲んでいたことから、残念ながら体重の減少はみられませんでした。
やはりどんなダイエット法でも、量を取ってしまっては意味がないですね。
個人的には、甘酒にここであげたような効果があってもなくても、美味しいのでたまに作って飲みたいなと思っています。
特に豆乳割りはビックリするくらい美味しいので、ぜひ飲んでみていただきたいですね。
米と米麹での甘酒の作り方は以下の記事で紹介しています。
まとめ
- 甘酒は、米麹を使った甘酒と、酒粕を使った甘酒の2種類ある
- 甘酒の主な栄養素は、ブドウ糖、アミノ酸、ビタミンB
- ダイエットや美容、便秘解消などに有効な成分が含まれる
- 実際飲んでみたら便秘解消効果はある気がした
甘酒には体に良い成分が多く含まれているようですが、同時にブドウ糖が大量に含まれているので、飲み過ぎないようにしないとなと思います。
では、今日のところはこの辺で。
嗚呼蛙でした。