みなさまごきげんよう!
嗚呼蛙でございます!
しばらく前に、ずっと好きだったサイトが閉鎖されて、書籍版を購入したわたくし。
サイトは『Bライフ研究所』、書籍版は『自作の小屋で暮らそう Bライフの楽しみ』というタイトルの、セルフビルドに関する本です。内容のほとんどがサイトの転載なので、数年前サイトを見つけたときの「日本でもこんな半無人島みたいな暮らしができるのか!」と感動した思いでが蘇ってきて嬉しくなりました。
手元に置いてあるだけで、ドキドキワクワクした気持ちになるので、最近は会社のデスクに飾ってあります。いつかこんな暮らしも体験したいものですね。
ということで今日は、『自作の小屋で暮らそう Bライフの楽しみ』のご紹介です。
『自作の小屋で暮らそう Bライフの楽しみ』の基本情報
『自作の小屋で暮らそう Bライフの楽しみ』は、寝太郎さんこと高村友也さんのサイト『Bライフ研究所』および『寝太郎ブログ』を書籍化したものをさらに文庫化した本です。
タイトルの通り、自分で小屋を建てて暮らした体験がつづられています。好きなだけ寝ていられる自由を手にした人間の日常を垣間見れる、読んでいて大変ワクワクする本です。DIYやアウトドア好き、田舎暮らしに興味がある方に魅力のある内容となっています。
著者
高村 友也(寝太郎)
1982年静岡県生まれ。
東京大学理科二類→休学一年間@海外→東京大学文学部哲学科(古典)→慶應義塾大学院哲学科(科学哲学)。
宅地建物取引士、PADIスキューバダイブマスター、電気工事士二種。
愛車:HONDAプレスカブ
現在は神奈川の河川敷にもテント用地を買い、山と都市のデュアルライフを送っています。冬から春にかけては小屋にいて、夏は河川敷にいて、梅雨時や台風シーズンなどは国内外を放浪していることが多いです。
目次
1 Bライフってなんだ?
- Bライフってなんだ?
- 必要最低限の生活を確立する
- 行き当たりばったりのベイビッシュライフ?
- Bライフの生活サイクル
- Bライフの家計簿
2 ドキュメント-Bライフ
- 土地-雑木林に転がり込む
- 家屋-10平米の小屋を建てる
- 増築-生活しながら改善してゆく
- 水-湧水を汲み排水は畑に撒く
- 電気-小さなソーラーで充電
- トイレ-コンポストトイレを自作
- 冷蔵設備-冷蔵庫はなくても大丈夫
- 気温と空調-夏より冬の方が住みやすい
- 食事-コーラと対等な立場に立つ
- 畑-とりあえず種でも蒔いてみる
- インターネット-デジタル機器はオフグリッド生活の味方
- 睡眠-ロフトで時間を忘れて眠る
- 生き物たち-賑やかな野生動物
- 風呂や洗濯など-多少の汚れは気にしない
- リヤカーでモバイルBライフ
- 薪ストーブに骨抜きにされる(文庫版のために)
3 準備・計画・予備知識
- 初期費用は30万~100万くらい
- 税金や社会保険の減税について
- 長期シミュレーション
- ゼロからはじめるには
- 二輪か四輪か
- 家なのか箱なのか
- 都市計画法
- 建築基準法
- 農地法
- 不動産の探し方
4 Bライフ再論
- 全体像
- みんながBライフしたらどうなる?
- セルフビルドとそれ以外
- Bライフはお得か?
- なぜBライフか
単行本版あとがき
文庫本版あとがき
解説-かとうちあき
推薦文-高坂勝
要約
誰にも邪魔されずに好きなだけ寝っころがっていたいという想いから、自分の土地を持ち、まったくの素人なのに自分で小屋を建てた著者。その過程の記録や、そこで生活の様子などが綴られた一冊になっています。
全体的に「ちゃんとやろうと思ったらこうだけど、こんな感じで適当にやっても大丈夫だった」みたいな適当感にあふれていて、これなら自分でもできるんじゃないかと思わせてくれる点が魅力です。
感想
元がブログなためか、非常に読みやすい文章で書かれていてするすると読めるので、まるで自分が体験しているような投入感があって、とても楽しい本です。ブログの方が写真カラーだし楽しいですが、本も良いですね。
著者の方が適当でも素人でもできたよという書き方をしてくれているので、自分でもできそう感が非常に強く、「自分だったらこんな小屋にしたいな」とか、「もっとこんな風に生活したいな」という妄想も捗らせてくれて、脳内物質がドバドバ出るという、自分にとってはもう麻薬のような本。薪ストーブやロケットストーブでご飯炊いたりとかもう憧れすぎてファーーー!!ってなりますよ。
自分は空想の世界にいられればあとは割となんでもいい人なので、この本に書かれている生活は本当に憧れなんですよね。なので読んでいると本当にワクワクします。筆者の方の月々の生活費は2万円程度だそうなんですが、自分の今のブログの収益もそのくらいなので、やろうと思ったらきっとできるという期待感があふれ出る感じですね。
実際には性別や年齢がネックになるので実現は無理かなと思っていますが、妄想だけならこの本で十二分に膨らみます。田舎暮らし、小屋暮らしがどんなものかを疑似体験してみたい方には超オススメの一冊ですので、ぜひ読んでみてください。
アウトドア系?は他にもこんな記事も書いています。
著者さんのブログはこちらです。
まとめ
- 自作の小屋で暮らそうBライフの楽しみは夢がある
- 田舎暮らしとか好きな人にはたまらない憧れが満載
そのうちこいつを題材にしたマンガを描こうと思っています。やりたくても実現できないことはせめてマンガにしておきたいですね。
では、今日のところはこの辺で。
嗚呼蛙でした。