彼女いない歴=年齢、心が喪男のレズビアンに彼女ができるまで 2

レズビアンの結婚

みなさまごきげんよう!

嗚呼蛙でございます!

 

前回は、コミュ障を直せないまま上京し、非モテをこじらせていったって話を書きました。

意外と続きが気になるというコメントをいただけたことに驚いております。

今日はその続きです。

 

 

 

 

 

ハルヒのおくせんまんから孤独感が解消

孤独に苛まれ、完全にダークサイドに落ちていた自分。

何をしても満たされず、この世のすべてを妬んで呪って「リア充爆発しろ!」とTwitterにポストする日々を過ごしていました。

そんなある日、自分はネットサーフィン中1本の動画に出会います。

今思えばこの出会いは、地獄に下ろされた蜘蛛の糸のようなものでした。

 

その動画というのがこちらです。

 

ハルヒのおくせんまんという動画で、当時大盛り上がりだったアニメ涼宮ハルヒの憂鬱の映像に、思い出はおくせんまんという楽曲を小宮さんという方が歌っている音源を合わせた、MAD動画と呼ばれるジャンルの動画です。

 

当時はニコニコ動画の存在を知らなかったので、YouTubeに転載されたものを見ました。

生まれて初めて見るコメントが流れる動画、生まれて初めて見る段幕と呼ばれるコメント。

衝撃を受けました。

 

流れてくるコメントは、この動画を見ている自分の高揚感をそのまま表しているかのようなのに、そのコメントは、自分じゃなく名前も知らない大勢の他人が書き込んでいるものなのです。

自分と同じような人間が、同じように動画を楽しんでいる。

たぶん、スポーツの応援してる人とか、ライブに行く人とかが、味わっている一体感

その幸せな錯覚は、マッチ売りの少女がマッチの火の中に見たおばあちゃんのような、ささやかながらも強力な希望に感じられました。

 

なんでしょうね、こんな自分にも仲間がいるんだなーって感じたんですよね。

それまで重くのし掛かっていた孤独感が、ふっと軽くなったんですよ。

あの時のおまいらさん達や、ニコニコ動画には本気で感謝!圧倒的感謝!!

この借りはいつか作品で返したいと思っています。

 

で、その後、ニコニコ動画にどっぷりハマり、ヒマさえあれば面白そうな動画を探して視聴する日々を過ごします。

さっき書いたように、ネットの向こうに同族の存在を感じながら視聴していたので、孤独感は多少解消されていきました。

ですが、自分は孤独感の他にも抱えている問題がありました。

長い片思い問題です。

 

 

楽しさから目を背け憂鬱になりにいく癖が抜けない

片思い問題てーのは、前回ちらっと書いた、色々あって10年くらい追いかけることになった人のことですね。

人伝に聞くそいつの近況や、本人からの彼氏できたよ報告とか、別れたよ報告とか、会った時に起きた出来事や言われたこととか、当時はとにかくそいつとの色々なことがずーっと頭の中をぐるぐるしていました。

 

他のことにあまり目が向かない状態で、というか、自分を鬱々しい気分にさせる事柄を見つめ倒しているような状態でした。

自分からわざわざしんどいことに向き合うので、楽しいことがあっても、すぐに元の鬱々しい気分に戻ってしまいます。

早く関係を断てばよかったんですが、孤独感が判断を狂わせていましたし、「惚れたからには追わなきゃいけない」みたいな謎の使命感があり、その選択が思い浮かびませんでした。

 

 

「萌え」との出会いで劇的に改善したメンタル

そんなこんなで、嫌なことにフォーカスし続けていた自分を、一時的に楽しくさせてくれるのがニコニコ動画でした。

ですが、ニコニコにUPされている動画というのは、時間が短いので、長いこと楽しい気分を維持するのが難しかったのです。

 

そんな中、見つけたのが「○○を倒せない」シリーズでした。

 

エアーマンが倒せないという楽曲から派生した替え歌シリーズで、公務員が倒せないとか、長門が倒せないとか、なのはが倒せないとか、本当に色んな替え歌が作られていました。

原曲はたぶんこれです。

 

このシリーズにハマったおかげで、それまで単発で終わってた楽しさが継続するようになりました。

今思うと何がそんなに面白かったのかわからないんですが、楽しすぎて腹を抱えて笑い転げてましたね。

この笑い転げていた時間は、鬱々しい気分なんて入る余地がないくらい楽しかったです。

 

そうやって見漁るうちに、また、きっかけになる動画に行き着きます。

それがこちら。 

 

初めて見た時は何の動画かわからなかったんですが、とにかくカワイイのと、元ネタを知らなくてもなんとなく面白かったことがツボに入りました。

元ネタがなんなのか調べたら、かの有名な「らき☆すた」でございました。

 

「あー、らき☆すたってこれのことだったのかー、全然違うアニメ想像してたわー」なんて言いながら、キャラがカワイイというだけで視聴を開始。

 

やー、萌えましたねー。

ツンデレキタコレーーー!!!的な。

毎週毎週テレビの前でアホみたいに( ゚∀゚)o彡°かがみんかがみん!とやってました。

 

全然わかってもらえないんですけど、らき☆すたは本当に素晴らしいアニメでですね、日常あるあるネタとか、オタクあるあるネタがゆる~っと展開されるだけでテンションが上がらないって人もいるんですけど、それがいいんですよ。萌えますし。

「あ、日常ってオタクって楽しいんだな、この状態でも別にいいんじゃん、幸せじゃん」と思わせてくれるんですよ。萌えますし。

そして何よりかがみんがカワイイのでありますよー、いやー、二次元の女の子はマジ天使だなとこの時初めて思いましたねー。高ぶる愛情をいくらぶつけてもキモがられないってホントマジ最高すぎて泣きましたよー。萌えますし。

 

また、らき☆すたって人気作品だったもんで、MADが大量に作られましてね、それを追いかけていたら鬱々しい気分になるヒマなんてホント全然なくてですね、ハルヒのおくせんまんの小宮さんの「ツンデレのうた!」とかがみん掛けあわせたMADとか、他にもたくさんのMADに癒やされまくりましたのですよ。

 

とまぁ、そんな感じで萌え狂っているうちに、自己肯定感が高まり、メンタル面が改善していきまして、徐々にですが「なんかあいつのことはもう切って、他のこと頑張ろう」と思えるようになっていきました。

精神的な重しが取れたことで、判断力が回復した結果かなと今は思います。

 

そういうわけで、京アニさんや、MAD職人さん達にも圧倒的感謝!!

この借りもやっぱりいつか作品で返したいですね。

 

 

こうして、ようやく行動を起こせるくらいの精神状態に回復した自分は、彼女探しを初めるのです。

 

シリーズ一覧

 

嫁たんとは現在同棲生活中。生活の様子をマンガにしています。 

hatena.aaafrog.com

 

 

萌アニメは鬱病の治療に効果があるって話がありますが、本当にその通りだと思います。鬱々しい気分の方は「らき☆すた」とか「けいおん!」とか見てみるといいと思いますよ。

 

 

では、今日のところはこの辺で。

嗚呼蛙でした。