みなさまごきげんよう!
嗚呼蛙でございます!
みなさんは、心霊恐怖体験をしたことはありますか?
自分の場合は「まあ、きっと寝ぼけてたんだよね、じゃなきゃ出眠時幻覚とか」というレベルの体験を何度かしたことがあります。
ということで今日は、自分の心霊恐怖体験っぽい体験の中から、ババサレと対峙した時の話をしたいと思います。
よくある3日で来る系の怪談 ババサレ
あれは小学校低学年くらいの時のこと。
当時は、学校の課題で学級新聞なる、月に1枚くらいのペースで、模造紙に新聞のようなものを書くという課題があり、それを廊下に掲示するという風習がありました。
内容は、学校で起きた出来事の感想文のようなものがほとんどで、特に面白くもないモノです。
ですが、1つだけ、毎回どのクラスの新聞も絶対に載せ、また、8割くらいの子が読むという超人気コーナーがありました。
怖いお話のコーナーです。
そのくらいの年頃の子どもというのは、怪談話が好きなもの、自分も例にもれず、怖い話コーナーのファンでした。
毎回かかさずこのコーナーを読んでいた自分は、ある時、絶対に読んではいけない恐怖の怪談話を読んでしまったのです。
あれは確か、ババサレという話だったと思います。
よくある「この話を読んだら3日以内にその霊があなたの元に現れます」という類の話で、夜中に目が覚め、外を見ると庭先に老婆の霊が立っていて、日を追うごとにだんだん近付いて来て、ついには枕元に現れるという内容の怪談でした。
人生で初めての3日で来る系の怪談に本気で恐怖しました。
いつもは自分の部屋で1人で寝るところを、半狂乱で3日間同じ部屋で寝させてもらうよう両親を説得。
いいように馬鹿にされましたが、ババサレを1人でやり過ごすなんて考えたくもなかったので、言葉の暴力を甘んじて受け、同室で寝ることになりました。
ババサレを待ち構える夜
3日以内に現れるということは、1日目でもう出るかもしれない。
そう思うとなかなか眠れませんでした。
ですが、所詮は子供。
そのうち恐怖に眠気が勝り、いつの間にか自分は眠ってしまっていました。
このまま朝を迎えてくれたら平和だったのですが、恐怖を持って眠る時というのは、必ずといっていいほど夜中に目覚めてしまうもの。
2時か、3時か、いわゆる丑三つ時に目を覚ましてしまった自分は、布団に深く潜ったまま、周囲の状況を探ろうと耳をすませます。
話の中では庭を見ると老婆がいるとあったので、外から変な音がしないか警戒しますが、どこからもおかしな音は聞こえません。
こうなると、布団の外の様子を目でも確認したくなってきます。
我が家は、寝る時にオレンジ色の常夜灯をつけて寝る家でしたので、もしも、部屋の中を誰かが歩いていたりすれば、影が見えるはずです。
恐る恐る布団の隙間から部屋の様子を見回してみました。
その時、自分は見てしまったのです。
自分の布団の前に伸びるウルトラの母のシルエットを…。
瞬時に布団に潜り、ババサレを追い返す呪文を唱え続けました。
それが効いたのか、気がついた時には朝を迎えており、その後何事もなく暮らして現在に至っています。
あの時、何故自分の前にウルトラの母が現れたのか、今となっては知るよしもありません。
ひょっとしたら地球の危機を救うヒーローになるチャンスだったのかもしれませんが、いかんせんタイミングが最悪でした。
もしもこの時の地球の危機がまだ解決されていなかったら、これを読んだあなたの元にも、ウルトラの母が現れるかもしれませんね。
まとめ
- 庭先にいた老婆が自分の枕元までやってくるというババサレの怪談を読んだ
- 3日後あなたの元へ系の怪談だったので恐怖に震える
- 夜中に起きて布団の外を見たらウルトラの母の影を見た
今でこそ「なんでウルトラの母だよ!!」とツッコミを入れられますが、あの時は本当に怖かったです。本気でトラウマで高校生くらいまで「またこの話を見聞きしたらでるんじゃないか」と恐怖していました。今度現れることがあったら、日中起きている時に光とともに現れてほしいですね。
では、今日のところはこの辺で。
嗚呼蛙でした。