みなさまごきげんよう!
嗚呼蛙でございます!
昨日、iTunesのアフィリエイト設定記事を書いたついでにサイドバーにお気に入り楽曲を貼ってみました。
何の役に立つわけでもないですが、なんとなく満足感があるので、今度追記したいですね。
ということで、今日はそんな話とは全く関係ない、職場の営業さんに聞いた面白経済話をご紹介いたします。
囚人のジレンマと経済の関係
みなさんは、囚人のジレンマって話をご存知でしょうか?
共同である犯罪を行ったA、Bをそれぞれ別室で取り調べをした時、捜査官がそれぞれに対して条件を出して自白を引き出そうとするという話です。
捜査官が出した条件というのが以下の3つになります。
- 二人とも黙秘したら、二人とも懲役5年。
- 二人のうち片方だけ自白したら、自白した方は懲役2年、黙秘した方は懲役15年。
- 二人とも自白したら、二人とも懲役10年。
図にすると以下のような感じですね。
囚人B 黙秘 | 囚人B 自白 | |
---|---|---|
囚人A 黙秘 | 5年:5年 | 15年:2年 |
囚人A 自白 | 2年:15年 | 10年:10年 |
二人とも自白して10年の刑を受けるより、お互い黙秘して5年の刑を受けた方が得なのですが、二人が自分の利益を追求した行動を取ると、二人共自白するという結末になるのだそうなんですね。
で、これが経済の世界でもよく起こるのだそうなんです。
テレビを売る場合を例にしましょう。
あるお店が10万円のテレビを値下げして5万円で売り出したとします。
すると、お客はそのお店でテレビを買うようになるので、他のお店も負けてられるかと値下げを始めて5万円で売り始めます。
そして最終的にどこのお店でもテレビは5万円で売られるようになって、市場価格が5万円になってしまう。
そうやって、お互いが自分の利益のために値下げして、それ以上下げられないところで止まるんだそうなんですね。
これをナッシュ均衡というそうです。
ナッシュ均衡はゲーム理論の中に出てくる非協力ゲーム解のひとつなんだそう。
ゲーム理論って心理学なのかと思っていたのですが、wikiで見てみると数学の分野の理論なんですね。
難しそうですが理解できたら面白そうな分野なので、今度本でも買ってみたいと思います。
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ブコメで補足頂きました!感謝!
目からウロコ!囚人のジレンマって経済の話だったのか! - 嗚呼、学習の日々
そうそう、経済を支えている労働者は、いわば囚人ということです(全然違う)/「囚人のジレンマは経済の話だった」というより「ゲーム理論は経済の分野にも応用できる」って話だよね。"経済が出発点"は違うかと。
2015/11/14 17:01
目からウロコ!囚人のジレンマって経済の話だったのか! - 嗚呼、学習の日々
ブコメに販売価格を申し合わせれば良いとあるがそれカルテル。業界にとってのパレート最適が、消費者にとって利益にならない為に独禁法がある
2015/11/14 16:31
たくさんコメントいただいたので続きを書きました!
では、今日のところはこの辺で。
嗚呼蛙でした。