ネタバレなし!岡田斗司夫の『シン・ゴジラ』を見なければいけない理由が面白い!

ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ

みなさまごきげんよう!

嗚呼蛙でございます!

 

実は岡田斗司夫さんのメルマガを購読しているわたくし。

時々まとめて読んでいるのですが、8月4日から8日にかけて配信された「ネタバレなし!『シン・ゴジラ』を必ず見なければいけない五つの理由・一つ目」が大変面白かったので、紹介したいと思います。

 

ということで今日は、岡田斗司夫の「ネタバレなし!『シン・ゴジラ』を必ず見なければいけない五つの理由」についてです。

 

 

 

 

 

岡田斗司夫とは

日本のプロデューサー、評論家、文筆家、実業家、企画者、講演者。

自称オタキング(おたくの王)。

株式会社ガイナックス初代代表取締役社長、東京大学教養学部非常勤講師、大阪芸術大学芸術学部キャラクター造形学科客員教授などを歴任。

岡田斗司夫 - Wikipedia

 

しゃべりが非常に面白い方なので、知らない人はぜひ一度動画をご覧いただきたい。


岡田斗司夫ゼミ7月10日号「宮崎駿~アニメで闘争を続けた生涯・風の谷のナウシカSP」

 

一覧もあります。

岡田斗司夫ゼミ~全長版 - YouTube

 

 

岡田斗司夫の「ネタバレなし!『シン・ゴジラ』を必ず見なければいけない五つの理由」

「庵野秀明の実写はダメ」「日本の特撮映画はダメ」の定説をくつがえした

『シン・ゴジラ』は、『進撃の巨人』や『テラ・フォーマーズ』など、最近の日本の特撮映画は失敗作が続いていのを完全につくがえしているそうです。

これからのビジネスや、邦画に大きな影響を与えることが予想されてます。

政治的な事柄を扱うストーリーになっているので、これまでのゴジラとは違った描き方をされている点もポイントが高いよう。

 

そしてエヴァンゲリオンの劇場版を何回もやってるあの庵野秀明の作品なのに、一本で完結していて、しかも出来がいいというところも注目だそう。

 

役者のダメな演技を演出でつぶした

例えば、山崎監督の『宇宙戦艦ヤマト』では、ミサイルが接近する時にブリッジの中が、「ミサイル、接近します!」みたいな叫び声でいっぱいになります。

現実だったら張りつめた空気で誰も発言しないシーンかもしれないところを、役者さんが自分の演技で緊張感を出そうとした結果、こういうシーンになるそうなんですね

 

『シン・ゴジラ』では、庵野監督が俳優さんに「熟語を早口で しゃべってくれ」と指示していたため、こういったことは起きてないのだそう。

これは庵野監督と樋口監督が、官僚や政治家を取材した結果、彼らは難しい四文字熟語を使って、すごい早さで話すということがわかったからなんだそうです。

おかげで官僚や政治家役の俳優さんは演技が上手く見えるようになっているそうですよ。

 

ゴジラが異形で強い

岡田さんは昔、江川達也さんとゴジラの描き方について口論したことがあり、「もっとマッチョにしてマーベルヒーローみたいに描くべき」という江川さんに対し、岡田さんは「ゴジラは怖いものなんだから異形として描かなきゃいけない」と大喧嘩したそうです。

『シン・ゴジラ』は、異形の方で作ってくれたので、その辺ポイントが高いようです。

 

また『シン・ゴジラ』は、ドラゴンボールでフリーザの強さがしっかりと描かれるように、ゴジラの敵である自衛隊がちゃんと強く描かれているそう。

武器の使用許可を何度も取ったり、兵器使用の制限を1つ1つ外していくシーンを見せることによって、自衛隊が持っている武器の強さと怖さがわかるようになっている。

それでもゴジラに勝てないということで、ゴジラの強さがわかるんだそうです。

 

あと、実在しない超兵器が登場しないこともポイントです。

 

見せ場を制限した

テレビ版『エヴァンゲリオン』は、会議室の面白さを『踊る大走査線』にパクられたという歴史があるそうなんですが、今回の『シン・ゴジラ』でそれを奪い返した恰好になったようです。

コピー機を並べる、コピーを配る、ボールペンやマジックを掴むなど、そういった会議室シーンがめちゃめちゃカッコよく描かれているそう。

『エヴァンゲリオン』『踊る大走査線』『シン・ゴジラ』と、パワーアップした会議室シーンはかなりの見物のようですね。

 

また、邦画にありがちな長回しをやめて、アニメのような短いカット割りにしてあるそう。

普通の映画は、セリフにタメを作って役者さんに見せ場を与えるそうなんですがそういうのないそうです。 

 

『シン・ゴジラ』のような映画がまた見たければ、興業的に成功させなければいけない

『シン・ゴジラ』は、予算13億円制作されているので、業界のエライ人に「ゴジラはちゃんと作れば儲かる」と思わせるためには、500万人程度の動員数が必要じゃないかと岡田さんは予想しているようです。

500万人程度の動員数というのは、『海猿』『おくりびと』くらいだそう。

 

今回の『シン・ゴジラ』は、子供向けではないため、日本の興業記録1位の『千と千尋の神隠し』2350万人や、2位『アナと雪の女王』2000万人のように、「親が子どもと一緒に見に来るから動員数が倍になる」という手は使えないので、良いと思った人が3回も4回も見に行かないと、500万人中々厳しいようです。

また、ガールズ&パンツァーのようにキャラクター商品をドンドン出せるという旨味もないので、頑張って見に行かないと、『シン・ゴジラ』のような映画が終わってしまうかもしれないそう。

 

 

オリジナルテキストはこちらからどうぞ。

ch.nicovideo.jp

 

動画もありました。


岡田斗司夫ゼミ7月31日号「シンゴジラを見なければいけない5つの理由~ここが特撮映画の正念場!!」

 

 

まとめ

  • 『シン・ゴジラ』は、最近の日本の特撮の中で飛びぬけて良い出来
  • 演出で役者の演技をカバーしているため上手く見える
  • 自衛隊がきちんと描かれることによってゴジラが強く見える
  • 会議室シーンがカッコイイ
  • ヒットしないと『シン・ゴジラ』のような映画が終わってしまうかも

シン・ゴジラは面白いと評判ですし、見るのが楽しみです。再来週に見に行く予定なので今から待ち遠しいですね。

 

 

では、今日のところはこの辺で。

嗚呼蛙でした。