みなさまごきげんよう!
嗚呼蛙でございます!
アドラー心理学の火付け役『嫌われる勇気』の続編『幸せになる勇気』を読みました。
最近モヤモヤ悩みがちだったので、読んだらちょっとスッキリできたのでよかったな~と思っています。
ということで今日は、『幸せになる勇気』の感想です。
『幸せになる勇気』の基本情報
累計発行部数100万部に達した『嫌われる勇気』の続編。
フロイト、ユングと並ぶ、心理学界の三大巨匠であるアルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、哲学者と青年の対話形式で解説しています。
内容的には、日常よく見聞きする幸せ法則である「先に与えなさい」ということを、丁寧に解説している印象でした。
著者
岸見一郎
京都教育大学教育学部、甲南大学文学部、京都府医師会看護専門学校、奈良女子大学文学部非常勤講師、前田医院精神科勤務、聖カタリナ女子高等学校看護専攻科(心理学)非常勤講師。日本アドラー心理学会認定カウンセラー。日本アドラー心理学会顧問。
古賀史健
株式会社バトンズ代表/ライター。1973年生まれ。一般誌やビジネス誌で活動後、現在は書籍のライティング(聞き書きスタイルの執筆)を専門とし、実用書、ビジネス書、タレント本などで数多くのベストセラーを手掛ける。
目次
第一部 悪いあの人、かわいそうなわたし
- アドラー心理学は宗教なのか
- 教育の目標は「自立」である
- 尊敬とは「ありのままにその人を見る」こと
- 「他者の関心事」に関心を寄せよ
- もしも「同じ種類の心と人生」を持っていたら
- 勇気は伝染し、尊敬も伝染する
- 「変われない」ほんとうの理由
- あなたの「いま」が過去を決める
- 悪いあの人、かわいそうなわたし
- アドラー心理学に「魔法」はない
第二部 なぜ「賞罰」を否定するのか
- 教室は民主主義国家である
- 叱てはいけない、ほめてもいけない
- 問題行動の「目的」はどこにあるか
- わたしを憎んでくれ! 見捨ててくれ!
- 「罰」があれば、「罪」はなくなるか
- 暴力という名のコミュニケーション
- 怒ることと叱ることは、同義である
- 自分の人生は、自分で選ぶことができる
第三部 競争原理から協力原理へ
- 「ほめて伸ばす」を否定せよ
- 褒賞が競争を生む
- 共同体の病
- 人生は「不完全」からはじまる
- 「わたしであること」の勇気
- その問題行動は「あなた」に向けられている
- なぜ人は「救世主」になりたがるのか
- 教育とは「仕事」ではなく「交友」
第四部 与えよ、さらば与えられん
- すべての喜びもまた、対人関係の喜びである
- 「信用」するか? 「信頼」するか?
- なぜ「仕事」が、人生のタスクになるのか
- いかなる職業にも貴賤はない
- 大切なのは「与えられたものをどう使うか」
- あなたに親友は何人いるか
- 先に「信じる」こと
- 人と人とは、永遠にわかり合えない
- 人生は「なんでもない日々」が試練となる
- 与えよ、さらば与えられん
第五部 愛する人生を選べ
- 愛は「落ちる」ものではない
- 「愛される技術」から「愛する技術」へ
- 愛とは「ふたりで成し遂げる課題」である
- 人生の「主語」を切り換えよ
- 自立とは、「わたし」からの脱却である
- その愛は「誰」に向けられているのか
- どうすれば親の愛を奪えるのか
- 人は「愛すること」を恐れている
- 運命の人は、いない
- 愛とは「決断」である
- ライフスタイルを再選択せよ
- シンプルであり続けること
- あたらしい時代をつくる友人たちへ
『幸せになる勇気』の見どころ
「愛がすべて」というシンプルな結論を非常に丁寧に語っていて、わかりやすくまた受け入れやすい糖衣錠剤のような本でした。
勇気を持って他人を愛し、先に与えることで自分が世界の一員である実感を得ることができ、その実感が幸せに繋がる。
たぶん、誰でも日頃感じているであろう事柄が言語化されるので、読むと頭がスッキリすると思います。
個人的には、最近ビジネス関連の本や、情報に触れる機会が多いため、ビジネスと愛の関連性を感じられるのが楽しかったです。
自分は、勝間和代さんの勝間塾に入っていますが、そこで耳にするビジネスの極意的なものも「とにかく与えることが大切」と、アドラー心理学で言われているような事柄が多いです。
ホリエモンこと堀江貴文さんが、ビジネスを強く押すのも、みんなの幸せのためっぽいところが散見されますし、ビジネス畑の人は自然とアドラー心理学を実践してるのかもしれませんね。
先日、堀江貴文さんが興味深いポストをRTしていたので、これを貼って今日は締めたいと思います。
憂うつ?他人を喜ばすことを毎日考えてみることです。そうしたらきっと二週間で全快しますよ。いいですか、不幸になる人は自分のことだけを考えているんです。byアルフレッド・アドラー堀江貴文@takapon_jpのQ&A 愛が重要? https://t.co/u9R7bw0gxH
— 心理学bot (@burchodelia) March 22, 2016
追記
cakesに面白そうな記事があったので、あとで読みたいと思います。
『嫌われる勇気』のレビューはこちら。
まとめ
- 勇気を持って先に与えること
- 個人的にビジネスとの関連性を感じる
ブログも読んでくれる人のためになる記事や、喜ばれそうな記事を目指して書くと楽しいですから、人間関係も、ビジネスも、そんな感じで考えたらいいんでしょうね。
では、今日のところはこの辺で。
嗚呼蛙でした。